崖地 2025.02.14
大きなテラスでグランピングできる家

設計士からみたワンポイントアドバイス
非常に傾斜のある土地で、両面道路でありながらどちらも道路面から4~5メートルの高低差がありました。どう設計し施工を進めるかが技術的に大きな課題でしたが、高台ならではの眺望を活かした住まいができると思い設計しました。(高低差を克服する技術的な解説は変形地に建てた実例「両面道路に挟まれた敷地ながらも 高低差を活かした住宅」に掲載しておりますのでご覧ください。)
見晴らしいい眺望を普段の暮らしに取り入れるために、リビングの窓でどう景色を切り取るかも最初に決めてプランを進めました。今回の住まいは、好きなことを思いっきり家で楽しみたいをテーマにプランニングしております。家の中でもアウトドアや趣味を十分楽しめるLDKです。まるで庭のように室内から外とつながりを感じる空間を楽しんでいただきたいです。
ご夫婦とお子さんの3人家族が暮らす住まいです。
すぐ目の前に建物がないため、広がる景色が味わえる眺望を活かし、広々としたバルコニーを設置してリビングとつなげ、お庭がなくてもアウトドアが楽しめる家に仕上げました。
温かみあふれるLDK
広いLDKは、テラスに面した大きな窓から自然光がたっぷり入る、明るく開放感のある空間。ダイニングからもテラスの様子が分かる、室内と外がつながるプランです。
また、階段を緩やかに区切る格子や梁見せ天井、無垢の床材など、木の温かみが感じられる素材が空間に柔らかな印象を与えます。
ダイニング・キッチン
ダイニングに造作であつらえたテーブルはゆとりの6人掛け。家族そろっての食事もゆったり座ることができます。
風通しも良く、テラス側とキッチン側のドアに設けた通気口を開けることで、心地よい空気がLDK全体に流れます。あらかじめ風の通り道を作っておくと室内でも気持ちいいい季節を感じることができます。
テラス
15.5帖のウッドデッキのテラスは、チェアを置いたりテントを張ったりできるくらいの広さがあるのでお家アウトドアが楽しめます。BBQ、グランピング、ガーデニングにも最適。
用具の出し入れが楽になるようテラス用出入口ドア近くに収納を用意しました。テラスにつけた水栓で綺麗にした趣味用品をすぐにしまうことも可能です。
2階フリースペース
玄関はいってすぐのフリースペースは住む方のライフステージに合わせて変更できる空間です。杉の勾配天井と階段上の天窓で開放的になりました。
造作で作った背の高い収納スペースはファミリークロークにできます。布団や趣味のものなどお好きなものをどんどん収納してください。