個性的 2024.02.13
屋上庭園のある二世帯住宅
設計士からみたワンポイントアドバイス
名古屋市緑区のような、緩やかな丘陵地の多い地域は、高台に位置する土地の場合、屋上庭園を設けると、+αの暮らしが楽しくなります。眺望の良い場所では、遠くの山々が望めたり、東山タワーが見えたり、楽しみも増えます。どんな土地でも、その土地の特徴を活かしたプランづくりをいつも心がけています。
ご夫婦とお子さん3人、奥様のご両親・ご祖母様の8人が暮らす二世帯住宅です。
玄関と土間収納を共有、1階と地階を親世帯(ご両親とご祖母様)、2階とロフト・屋上庭園が子世帯のスペースになっています。上下階の音対策として、1階親世帯スペースに入るドアを防音タイプに、1階天井と2階床下の空間に断熱材を施し、玄関から直接2階に上がれる動線に扉を設け、プライバシーを確保しながら、程よい距離感で楽しく暮らせる木造二階建て二世帯住宅。一番上のお子さんが小学校に上がる前に、二世帯住宅で暮らしたいという奥様の願いが叶い、8人家族が暮らす、にぎやかで楽しい生活がスタートしました。
建築前の敷地の様子
高台にある南垂れの敷地です。東南角地で陽当たり良く、通風も良い立地条件。60坪の敷地は、二世帯住宅を建てるのに相応しい広さ。親世帯は収納の多い方が喜ばれるため、道路との高低差を活かし、擁壁を兼ねた地下室(収納)を設けることになりました。
親世帯リビング
1階は、親世帯のスペース。
リビング、キッチン、寝室、浴室を全て南面に設け、
陽当たり良く、大変明るい空間に。
無垢の床、羽目板を施した壁に木のぬくもりを感じる
リビング。ウッドデッキが広がりを与えています。
その横に設けた、一段上がった2帖程の畳コーナー。
堀ごたつになったカウンターがあり、パソコン、
読書、家事コーナーとしても使え、大変便利です。
親世帯ダイニング・キッチン
南面に面したキッチンは明るく風通し良く、
快適に調理が捗ります。背面には収納もたっぷり。
パントリー用のスペースもあります。
ダイニングテーブルをキッチンの横に配置し、
家事動線もスムーズです。