個性的 2024.02.13
階段に大きな本棚のあるお家
設計士からみたワンポイントアドバイス
【階段の楽しみを見つける】
階段といえば、幅75㎝くらいで人一人が上下移動する場所を思い浮かべますが、階段の幅を少し広げ、明るい場所に配置してみたら、階段はくつろいだり本を読んだりする場所に変わります。
階段横に本棚を設けると、階段のもつ本来の機能にプラスして、さまざまな楽しみ方を生み出します。
ご夫婦と娘さんの3人家族が暮らす二階建ての住まいです。周囲を家に囲まれていても、周りの視線をまったく感じることなく暮らせるよう、2階にLDKを配置しました。リビングの掃出し窓やロフトからも眺望が楽しめる、開放感のある心地よい住まいです。
1階からロフトまで続く階段横の大きな本棚は、可動棚の位置を変えることで、無駄なくしっかり本が収まり、階段に腰掛けると、そこはまるでお家図書館。
本以外にも、お気に入りの写真や大好きな小物を飾ることで、好きなモノに囲まれた楽しい空間になりました。
建築前の敷地の様子
こちらの敷地は、地下鉄「野並」駅近。当初、100坪の敷地に古家があり、解体後、3分筆することで、お客様が購入しやすい面積・価格帯になりました。
北西角地のため、2面道路でプランしやすく、西垂れの特徴を活かし、2階に開放感のあるLDKを配置できました。
幹線道路の近くですが、周辺は車通りが少なく、車の出し入れもしやすい便利な場所です。
2階リビング
周りの視線を気にすることなく、落ち着けるリビングです。
開放感のある大きな掃出し窓から、眺望を楽しめます。
杉の羽目板を施した勾配天井のリビングは、
まるで山小屋のように木のぬくもり、木の質感に癒されます。
本棚のある階段
階段の幅を少し広くし、南面に配置しました。
階段に沿って設けた、1階からロフトまで続く本棚は、
可動棚のため、本の高さに合わせてスッキリ収まります。
本だけでなく、好みの小物を飾っても素敵です。